2015年9月2日水曜日

バカンスではじける恋のシャボン(マーク)





I love you! バカンスはじけるシャボン


設定は、以前に彼に告白されたが、その時は勉強で忙しかったので考える余地がなかった。
けれど、よく考えると彼が気になり、好きになってしまった。
という話です\(^o^)/






《お話》

家に帰るには早すぎると思い、ヘンリベンデルでショッピングをしようとすると、マークから電話がかかってきた。
用は、カフェで会ってしたいと言われカフェで待ち合わせすることにする。
カフェでカフェオレを飲んで待っていると、やってきてモルディブにあるフレッドの別荘の水上コテージに招待されたといい、



主も一緒に行こうと誘ってくる。
パリに滞在中のブレアとセリーナもモルディブ旅行を聞いて飛んでくるといい、行くことに決める。
マークはカフェをおごってくれたり、主の椅子を引いてくれたりとこういうところが女の子に好かれるんだよねっと思いながら自分とマークとはまだ恋人関係ではないことに気づく。


それからして当日、家の前で待っているとリムジンがやってきて中には、フレッド、マーク、レオンが乗っていた。どうやらフレッドとマークが10分前に到着した時、主は外で待っているかどうかを賭けていたらしい。
もちろんマークの勝利。
すると、その他のメンバーは忙しくて来れず、ブレアがパリでいい男を見つけたらしく二人も来なくなった。
唯一来たレオンは魚で釣ったらしい(笑)
男性陣とともに行くことに少し戸惑う主であった。


モルディブに着くと、そんなことも忘れて景色の美しさにうっとりする。
フレッドがここはプライベートビーチだから、スタッフもいないから自分の荷物は自分で運ぶように言われる。
しかし、フレッドは主の荷物を運んであげようとしたので、マークが自分で運ぶんじゃないの?と言いながら主の荷物を取って運んでくれる。


中に入ると、魚がいるガラス一面張りの海中バーがある。
フレッドはマークにDJをやるよう頼み、二人でカクテルを飲む。
その時の二人のひそかな話し声が気になる主。
すると、フレッドに

F「マークのことをどう思ってる?」
「かっこいいよ」
F「それは、男として?DJとして?」

と言われ、そうしてそんなこと聞いてくるんだろうと不思議に思いながら、「遊びなれてそうだけど、すごく優しくて良い人」(「彼女にしたい」とか簡単に言うからだそうで)と答える。


なんだかんだで、マークとシュノーケルしに行くことになった。
レオンには却下され、水着を取りに行くが、マークは水着を持ってき忘れたので、先に店に行くことになった。マークは気に入った水着を見つけ買いに行っている間、可愛いモルディブのシェルで作られたブレスレットを手にあてて鏡で見てみる。
するとマークが戻ってきて、似合ってるから買わないの?と言われるものの、値段が結構いってるので、似合わないからいいと戻す。
マークはモルディブにきてくれたお礼と言って買ってくれようとするが悪いからと言って断った。
彼氏でもないのにプレゼントをもらうのは違うと考えたのであった。
グラスボードだったらレオンも来たかも、と話したマークに主人公は興味を持ち始め、グラスボードを今日行い、シュノーケルは明日やることにして予約した。
グラスボードに乗ると、周りのグラスボードの人たちはハネームーンとしてきてる人が多いせいか、キスしたり体を寄せ合ってる人たちがたくさんいる。
気まずい主は下を覗くと綺麗なサンゴ礁を見つけ、感動しているすきにマークに写真を撮られる。




カメラ目線の主も可愛いけど、ふとしたときの主の顔も好きと。
そのままいると、波が不安定でびっくりした主人公はマークに抱きつかれる(おそらく安心させるために)。
主は顔を上げるとマークの顔が思いの他に近くにあり、驚く。
突然、唇に柔らかいものが触れ、気づくと、マークとキスをしていた。
お互い驚き体を話すはいいが、その後かなり気まずくなり会話がぐだぐだになる。
そのまま、終わったあと、マークは一人でどっかに寄るので、主は一人でコテージに向かった。


そこで海を眺めて、さっきのことについて考えていると、フレッドがやってくる。
相談に乗るよ、と言ってくれたので相談すると、そのキスしたあとのマークはどんな様子だった?と。
主は自分も動揺してたからイマイチわからないと言うと、フレッドはマークはああ見えても真面目なやつだよと言われ、明日のシュノーケルも楽しんでおいでと言って戻っていった。
主は、マークは女の子なら誰にでも言ってるのでは、女の子なら誰にでもキスしてるのではないかと思い、なぜ自分にキスしたのか深く考えるのであった。


次の日、シュノーケル行く約束場まで行くと、マークとレオンがいてマークと二人きじゃなくて済むことに安心する主。
どうやらグラスボードで見た魚の話をしたらレオンも行きたくなったらしくてついてきた。
あまりの暑さに二人は服を脱ぎ始める。



(レオン裸(笑)

男の子だからと思いつつも、少しドキドキする。
私も水着に着替えてくるというと、マークが楽しみに待ってるという。
しかし戻ってくると、水着を着た金髪美女と話しているのが目に入り、主は落ち込みながらためらっているとレオンがやってきて、続いてマークも断ってやってくる。



マークはああいう性格だから誰にでも笑顔に接するけど時にはきっぱり断らなきゃいけない、主が勘違いしちゃうのもわかるとマークはわかってるんだけど…と落ち込むのであった。
マークが先に進むと、レオンは主に、あいつが女からの誘いを断ったのを見たのは初めて見たと聞かされ、主は少しは期待してもいいのかなと思い始めるのだった。





ははは、レオン(笑)
マークの心配がおもしろい!
二人揃っての裸←



『本命ルート♡』

フレッドの部屋で、みんなで大富豪したのち
それぞれのコテージに戻る。

けど、主人公はマークに会いたいと思い、
マークのコテージに向かおうとすると
ちょうどマークが主人公のコテージにやってきたのだ!





運命か…?(笑)
でもそういう言い方のマーク嫌いじゃないぞ。


それから外に出て、
二人でゆーったり話す。

マークは突然キスしてしまったことを誤る。
そこで告白!!!





そしてなんとマークからプレゼントをもらうのだが
それは主人公が気になってたシェルのネックレス!!!

本当はお詫びのつもりで買ったプレゼントだったが、
今は彼女になってくれたお礼のプレゼントになった∩^ω^∩



ありがとおおおおお♡♡マーク!!!
こうしてラブラブしました!



{EPILOGUE}

お互いの気持ちを確かめ合った私とマークは、晴れて恋人同士になった。
コテージから星空を眺めながら、マークはいつから私を好きになってくれたのかを話してくれた。

マーク「俺ってこんなおちゃらけキャラでしょ?」
   「どうやったら俺の気持ちが本物だって伝わるアプローチができるかわからなかったんだ」
   「気まずくなりそうになると誤魔化しちゃうし」
   「どういう言い方しても冗談っぽく聞こえるし…もどかしかった」
   「大学生になってから⚪︎⚪︎に近づけたのに、どうやって誘ったらマジだって伝わるか」
   「考えて、考えて…考えまくって、わかんなくなっちゃった」
   「それで、フレッドに相談したんだ」

マークの言葉に、私はフレッドの行動を思い出して納得がいった。

(モルディブにいる間、フレッドが私とマークのこと気にかけてくれたの…)
(そういうことだったんだ)

マーク「フレッドは俺にアドバイスしたよ」
   「この夏を喜劇にするか、ラブストーリーにするかは、自分次第だって」
   「俺はチャップリンも好きだし、尊敬してる。人が笑顔になるのを見るのも好きだ」
   「でも…本当に笑顔にしたい人は一人だけ」

「マーク…」

マークは私の肩をそっと抱き寄せた。
私も、マークの肩に頭を預ける。

マーク「俺って本当に幸せ者だよ。フレッドという名監督に、たくさんの友人。そして…キュートな⚪︎⚪︎」

額にちゅっと口付けられた。
友達同士ではあり得なかった触れ合いに、恥ずかしさはあるけれど、喜びが勝る。

「マーク、私のことずっと見ていてくれたんだね」
「マークは人気者で、いつでも周りに誰かがいて、華やかな生活を送ってて…」
「私に気持ちを向けてくれているなんて気づかなかったよ」
「もっと真剣にマークのことちゃんと見ていたら…見た目じゃなくて、心の中のこと」
「早く気付けたのに、ごめんなさい」

マーク「謝ることないよ」
   「あれで気づけるなら、⚪︎⚪︎は将来の夢をファッション雑誌の編集者から超能力者に変えたほうがいい」

マークはおでこをつんとくっつけて、楽しそうに笑う。

「ありがとう。マークの気持ち、すごく嬉しい」
「これからはマークとの時間をたくさん作って、もっともっとマークを知っていきたい」

マーク「うん。俺は⚪︎⚪︎が笑顔でいてくれることが、一番ハッピーな気持ちになれるんだ」
   「真剣な気持ちの伝え方ってどういうものか、まだ手探り状態なんだけど…」
   「俺なりの愛情を⚪︎⚪︎に注いで、ずっと笑顔にしてあげる」

「私も負けないように、マークに愛を伝えていくね」

 マーク「⚪︎⚪︎…そういうこと言われると、俺、また我慢できなくなっちゃうよ」

マークは私の様子をうかがうように見つめてくる。

マーク「今度は順番通りってことで…キス、してもいい?」

(急にされるのも困るけど、聞かれても恥ずかしい)

もちろん、いやなわけじゃない。
私は、照れ隠しにちょっと微笑みながら、うなずいた。
マークは私の耳の辺りに手を添えて、綿にでも触れるようにうんとやさしいキスをしてくれた。
水面に映る月明かりだけが私たちを見守る、穏やかな時間。
ハプニングのキスじゃない__お互いを愛し合って、思いやるキス。

マーク「…」

長いキスを終えると、私たちは顔を見合わせた。

(あ…マークも顔が赤くなってる)

マーク「あー、見ないで。メイクさんどこかな。この顔はダメなんだ」  
   「それに、エアコン入れてくれない?やばい。⚪︎⚪︎が可愛すぎて暑くなってきた」
   「ちょっとクールダウンしないと…」

マークは立ち上がると、海を背にバルコニーの手すりに寄りかかろうとした。

「マーク!そこ、手すり無いよ!」

マーク「えっ」

驚くマークが、そのまま姿を消した。
バシャン、という音とともに、バルコニーに水飛沫がかかる。

「マーク!」

私は慌てて海を覗き込んだ。
マークが落ちたのは、ちょうど手すりが途切れているところだったのだ。

マーク「…あはは!落ちちゃった!」

マークはずぶ濡れだったけれど、幸いにも顔までは浸からなかったようだ。
どうやら腰ぐらいまでの深さしか無いらしく、足をついて立っている。

「大丈夫!?」

マーク「浅いから全然大丈夫!っていうか、夜の海って気持ちいいよー!」

マークはシャツを脱いで、私に向かって差し出した。

(子供みたい…でも、マークがやってると可愛く思えちゃうのはなんでだろう?)

シャツを受け取ろうと手を伸ばした瞬間、マークが私の腕を引っ張った。

「えっ…きゃーっ!」

マーク「あははっ!」

私も、マークと一緒に海の中に飛び込んでいた。

「もう、マーク!もらったばかりのネックレス、濡らしたく無いのに…」

マーク「ごめんごめん…!だって、あんまり気持ちいいから」

マークは笑いをこらえながらふくれっ面の私の首元からネックレスを外してくれる。
急に迫ったマークの肌に、月明かりで照らされる水の粒が光っていて、目が離せなくなってしまう。

マーク「…やっぱり、夏の暑さにやられちゃったかも」
   「こんなにたくさんの水でも、冷やせないくらいに…もう手遅れ」

「暑さにやられたからって、なんでも許されると思わないで?」

恥ずかしさを誤魔化して唇を尖らせても、
マークがそれをなだめるようにチュッと吸ってみせる。
私たちは何度もキスを繰り返した。
海に入って少し涼しくなったからか、吐息がさっきよりも熱っぽく感じる。

マーク「愛してるよ、⚪︎⚪︎」

(そうだ。私もマークに負けないくらい、愛を伝えるって…)

「マーク、私も…んっ」

さっき決めたばかりなのに、マークのキスに言葉を奪われて…
この勝負は早速、私の敗北が決定したのだった。





『友情ルート』

レオンとマークがフレッドの部屋から去り…
フレッドと二人きり。

主人公は、相談に乗ってくれたフレッドにプレゼントがある
というと…


ノーノー
違うんだよ、


ってフレッド???
どうしたの???
ちょっと焦る(笑)

結局冗談だったけどね!!!
それで結局結ばれなかったけど
9月のイベントに引き継がれる…





{彼目線 EPILOGUE}

マーク「はあ…」

俺は、フレッドのバーのカウンターでため息をついた。
自らカンターに立つフレッドが、俺を見て肩をすくめる。

フレッド「そのカクテルに溜息をブレンドするのか。”マークの憂鬱”って名前で看板メニューにしてあげるよ」

マーク「ああ、いいね…アイデア料として売上の10%の契約でどう」

フレッド「また⚪︎⚪︎のことか?」

マーク「ご明察。⚪︎⚪︎と出会って何度目の夏?彼女は未だに俺の恋人じゃないんだ」

俺は時々、こうやってフレッドに⚪︎⚪︎のことを相談していた。
自分の軽いキャラクターのせいで⚪︎⚪︎には俺の告白が冗談としてしか受け止められず、
かといって本気のアプローチもどうしたらいいのかわからなかった。
本当に焦りが生まれたのは、大学に入ってから。
⚪︎⚪︎とせっかく同じ大学に通えることになったのに、一向に距離は縮まらない。

マーク「…なのに、⚪︎⚪︎はどんどん大人びてキレイになっていく」

フレッド「アジア人ってそうだ。子供っぽい見た目なのに、気づくと息を呑むようにキレイになってる」

マーク「でしょ?」
   「出会った時の⚪︎⚪︎はキュート。今の⚪︎⚪︎は__」
   「って、いや、納得してる場合じゃない」
   「このままじゃ、俺しか知らなかった⚪︎⚪︎の魅力が大学中、アメリカ中に知れ渡っちゃうよ」

フレッド「俺だってハイスクールの時から⚪︎⚪︎は可愛いと思っていたし、敵はもっと多いんじゃないか?」

マーク「フレッド、もうやめて」
   「俺は今から1以上の数は数えられなくなった」

(俺以外に⚪︎⚪︎を狙ってる奴がいるなんて考えたくもない)

頭をかかえる俺に、フレッドが慰めるようにポンポンと肩に手を置いた。

フレッド「マーク。君は本当にいいやつだよ」
    「本当は真面目で誠実なやつだって、俺はよく知ってる。レオンだってそうだ」
    「あの子は昔から、セレブの生活や見た目のかっこよさに流される子じゃなかった」
    「それを喜ぶべきだろ?今までは本当のマークを見せていなかったんだから」
    「逆に、これまでのマークを好きになっていたら、それは君の上辺しか見ていなかったってことだ」

マーク「フレッド…」

フレッドの的確なアドバイスに、俺はようやく顔を上げた。

フレッド「もうすぐ夏休みだろ?今度モルディブで仕事があるから、その時に一緒に来るといいよ」
    「⚪︎⚪︎も誘ってさ。おちゃらけキャラは封印だ」
    「今年の夏を通年上映の喜劇にするか、誰も見たことのないラブストーリーにするかは…」
    「舞台に上がるマーク次第だよ」


-----------------------------


セリーナとブレアがこないというアクシデントに見舞われながら、
⚪︎⚪︎はモルディブを楽しんでくれているようだった。

(⚪︎⚪︎にたくさん笑顔になってもらいたいな)

俺たちは、シュノーケルの予定を変更して興味を示していたグラスボードに乗り込んでいた。
⚪︎⚪︎はボートの底を覗き込んで、興味深そうに魚を見つめている。

(早く告白したい気持ちも大いにあるけど、まずは⚪︎⚪︎に楽しんでもらいたい)
(でも、どうしたらいいのかな。じっと見てると落ち着かないし…)

俺はカメラを覗き込んで、⚪︎⚪︎の姿を写真に収めた。
ファインダー越しなら、この気持ちを抑えられそうだったから。

マーク「今の顔、いただき」

「マークってば…いきなり撮ったら恥ずかしいよ」

マーク「カメラ目線もいいけど、ああいうふとした瞬間の⚪︎⚪︎の顔はすごく魅力的だから」

「そ、そう?ありがとう…」

(うーん、真面目にってこういう感じでいいのかな)
(⚪︎⚪︎の反応が鈍い気が…)

悶々としながらいくつかの声をかけても、⚪︎⚪︎は照れたように黙り込むだけだ。
グラスボートが動いて、島に向かって動き始める。

「あっ」

マーク「⚪︎⚪︎!」

船が揺れた拍子に、バランスを崩した⚪︎⚪︎の体を受け止める。

(⚪︎⚪︎…すごく肌がキレイ。あったかい)
(どうしたら⚪︎⚪︎は、俺のものになってくれるんだろう?)

俺は、気がつけば⚪︎⚪︎に顔を寄せて___。
唇と唇を、重ね合わせていた。

「__!」

ハッとした時には、⚪︎⚪︎が真っ赤な顔で俺を見ていた。

(俺、今、⚪︎⚪︎にキスをした…!?)

__自分でしたことなのに、⚪︎⚪︎にフォローを入れることもできず…
俺は、パニックに陥ったのだった。



---------------------------------



⚪︎⚪︎の顔をまともに見ることもできなくて、俺は彼女に一人でコテージに帰ってもらった。

(付き合ってもいないのにキスなんて…⚪︎⚪︎に絶対嫌われた)

行くあてがあるわけじゃない。
楽しそうな旅行者だらけの街を、とぼとぼ歩く。
気がつけば。水着を買ったあのガイドショップの前にいた。

⚪︎⚪︎が、シェルのネックレスを手に取っていたことを思い出す。

(…こんなことで許されるなんて思ってないけど…)
(でも、ちゃんと謝らなくちゃ)
(それから、どうしてキスをしちゃったのか、正直な気持ちを伝えよう)

お店に入ろうとしたところで、携帯電話が震えた。
フレッドからのメールだった。


フレッド『⚪︎⚪︎から聞いたよ。明日はシュノーケルに行くんだって?』
    『気まずいようならレオンを誘うといい。みんなで楽しんできなよ。マーク。君が楽しませる気持ちでね』


(え、⚪︎⚪︎から聞いた?ってことはフレッド、⚪︎⚪︎に会ったのか)
(このメールだと…⚪︎⚪︎、キスのこと話したみたいだな)
(でも…⚪︎⚪︎、明日も一緒にシュノーケルに行ってくれるんだ)

俺は携帯電話を閉じると、軽く自分の頬を叩いた。
そして気持ちを入れ替えて、ガイドショップの中に入っていった。



-----------------------------------



翌日、⚪︎⚪︎はいたって普通に接してくれた。

(やっぱり⚪︎⚪︎って大人だ。感謝しないと。ブレアならとっくに帰国してるかも)
(とにかく、昨日の分を挽回するために今日は⚪︎⚪︎に楽しんでもらう!)
(謝るのも、告白するのもそのあとだ…)

⚪︎⚪︎が着替えにビーチハウスに入っている間、ソワソワしながらビーチを歩き回った。
落ち着かない理由は、もう一つあった。
⚪︎⚪︎の水着のことだ。

マーク「ねえ、⚪︎⚪︎の水着ってビキニかな?ワンピース?」
   「恥ずかしがり屋だからパレオも巻いてくるかもね」

キスなんて失礼なことをしてしまったのに、⚪︎⚪︎の水着姿への妄想が止まらない。

レオン「昨日は元気がないと思ったら、今日は⚪︎⚪︎の水着姿ではしゃいでる…」

マーク「男心は複雑なんだ」

レオン「マークが浮かれてるってことは、ハプニングの前触れだ。気をつけないと」

そこへ、レオンの言葉を肯定するかのように、女性の二人組が現れた。

女性A「ねえ、一緒に飲まない?」

以前までの俺だったら、喜んでついて行ってしまうような、目も眩むほどの美女だった。
でも、俺の心は1ミリも動かなくて、そのことに自分でもちょっと驚いた。

マーク「悪いけど、俺たち予定があるから。俺より良い男がさっきあっちに歩いて行ったよ」

女性B「じゃあ、その予定が終わったら」

女性A「どこのヴィラに泊まってるの?今夜遊びに行くわ」

マーク「あーどこだったかな。ガイドに聞いてみないと」

(参ったな。きっぱり断ると、彼女たちも気分を悪くするだろうし…)

ぐいぐいと迫ってくる女の子たちに困惑していると、レオンが大きなため息をついた。

レオン「名も名乗らず人の居所を聞くなんてそんな失礼な女に用はない」

女性B「は?何よ、この男」

女性A「ふん、つまらないわね。行こ」

女性たちはまるで別人みたいに顔をしかめて、俺たちの前を去っていった。

マーク「…レオン。その潔さだけは見習わせてもらうよ」

レオン「”だけ”とは何だ」

走り去っていく女の子たちの背中に、見えていないとは思うけど謝罪のつもりでぺこりと頭を下げた。

レオン「…戻ってきたぞ」

マーク「え?」

レオンの声で振り返ると、そこには水着姿の⚪︎⚪︎がいた。

マーク「⚪︎⚪︎、やばい!最高にセクシーだよ!」

さっきの女の子たちの水着には何のときめきもなかったのに、
⚪︎⚪︎の水着は一発で俺の心を捕らえてしまった。
フレッドの「君が楽しませる気持ちで」という言葉を思い出す。

(やっぱり俺が笑顔にしたいのは、この子なんだ)
(モルディブが嫌な思い出にならないように今日は楽しんでもらって…それから、ちゃんと謝ろう)

俺はそう決めて、⚪︎⚪︎を見つめるのだった。


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こうして、モルディブの3回目の夜がやってきた。
みんなでカードゲームを楽しんで、それぞれ部屋に戻ってきた。
俺は引き出しにしまっていた小さな包みを取り出した。
中身は、⚪︎⚪︎が見ていたあのシェルネックレスだ。

(⚪︎⚪︎に謝りに行こう。それから…自分の正直な気持ちを伝えよう)

謝っても許してもらえるようなことじゃない。
でも、自分にできることは何でもするつもりだ。

(俺の人生、これまでこういう本気さが足りなかったのかも)
(これからは、⚪︎⚪︎にどうやって気持ちを伝えていけば良いのか…分かった気がするよ)

俺は、⚪︎⚪︎のコテージに向かうためにドアを開けた。
そこで、思いもよらないサプライズが待ち受けているとも知らずに…。

Epilogue Clear!



『感想』
いつものマークだなと思いました(ノω`*)
ミニエピローグだからタイプしてもいいやって思ったら
実際多かった(笑)
彼目線は読んでなかったから新鮮な気持ち!!

で、今友情ルートの続きのイベント(*´艸`)
まだ読んでないが(笑)
レポートするものがどんどん溜まってく〜
今どれもイベントだからあたふたしてる!
友情ルートどう発展してくでしょうか??


ところで今日晴れましたね?(怒)
雨だと思って学校行くの先にしたのに
なぜ????
今日行けばよかった…
もう明日雨だろが槍だろうが行こうと思います!
最近天気が不安定|ω・`)













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